ジルコン

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ジルコン

翻弄され続ける石

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大きめのぴかぴか光る透明石を着けている人を見ると、それ本物?ニセモノ?と、聞いてみたくなってしまうのが人情というもの。でも待って、透明石はダイヤモンドだけじゃありません。

地中の奥底で、気の遠くなるような時間をかけて、大地から愛情をもらったきらきら光る結晶は、その構造や成分から様々な種類の宝石に分類され、書き切れない程存在します。

例えば、誰もが知っているサファイア
ほとんどの方はサファイアと言えば紺色と思っていらっしゃるでしょう。でも本当は黄色もオレンジもピンクも、そして透明もあります。

トパーズも有名ですね。この石にも無色が存在します。それから、馴染み深い水晶。水晶も本当に美しい無色があります。

そんな中で、ジルコンという、そうですね~、ミスユニバースアジア代表くらいは楽につとまりそうな、すごい美人がいます。どの辺がすごい美人かと言いますと、屈折率がとても高いのです。


屈折率が高いと言う事は、入ってくる光をガンガン反射して出しますから、
強烈にきらめくのです。“きらめく、光る”という特性は、宝石にとって非常に大切な要素であることは言うまでもありません。
ちなみに、天然石ではダイヤモンドが1番、2番がこのジルコンです。

ところが、すごい美人であるが故の悲劇、よくダイヤモンドの代役をさせられました。それによって、なんとダイヤモンドのニセモノという汚名を着せられるハメになってしまいます。

そこに又、輪をかけて次の悲劇が…。
1970頃大量生産に成功した合成キュービックジルコニアという人造石との名前の類似の為に、ダイヤモンドのニセモノだけではなく、今度は人工的に作られた石という間違った認識が定着してしまいました。
薄幸の美女、ジルコンは今も人々の誤解に翻弄され続けています。

これを読んでくださった方は、これから「本物?ニセモノ?」と聞かないであげて下さいね。

追記:ネット上の商品説明にも、店舗の販売に携わるプロの方々の中にも、誤解が度々見受けられます。
もし購入される時は、天然ジルコンなのか、合成キュービックジルコニアなのか、よく確かめられてから、お求めになることをお勧めします。

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