スピネル
ルビーと混同され続けた無上に美しい宝石
エリザベス女王戴冠式にもその頭上に輝いていた英王室王冠。
そしてロシアのエカテリーナ一世の王冠など、ヨーロッパの由緒ある宝物の中心に据えられている石がスピネルです。いずれも近年までルビーと考えられていました。
スピネルの知名度が低いのは、数百年に渡ってサファイア/ルビーと混同され続けた事と、ルビーの1/10程度しか産出されず、あまりに稀少性が高いので、十分に流通させるだけの量を確保できない事が理由としてあげられます。
美しさも稀少性もダイアやルビーに勝るとも劣らず、最も高価な宝石の一つに数えられてしかるべきですが、返ってそれが知名度の低さに繋がってしまい、不当に低い評価を受けています。
しかし、誤った評価がそういつまでも続くはずはなく、今日、徐々にその正
当な地位を取り戻しつつあります。が、未だその途上にあり、スピネルの市場価格とその絶対的価値の相関関係を見れば、究極の掘り出し物の宝石と言って間違いありません。
近年までルビーと見分けられなかった理由は、近い鉱床から産出すること、硬度/屈折率/比重のいずれの数値も近いこと。これらによって、鑑別方法が現在のように発達するまで同一の石と考えられて来ました。
スピネル
硬度 8
比重 3.60
屈折率 1.718
結晶構造 等軸晶系/単屈折
化学組成 MgAl2O4
ルビー&サファイア(参考比較)
硬度 9
比重 4.00
屈折率 1.762-1.770
結晶構造 六方晶系/複屈折
化学組成 Al2O3
「オーダー作品例」
HOMEへ